【隠蔽】フリーエネルギーは実現可能…だが?実用化されない不都合な真実
フリーエネルギーとは何か
フリーエネルギーとは、風力・地熱・空気中の熱・太陽光・水力など自然界に存在する力を活用することでほぼ永久的に再生可能なエネルギーのことを言います。
フリーエネルギーの生みの親は、アメリカ史上もっとも異彩を放った稀代の天才科学者、二コラ・テスラです。テスラは生前、「世界システム」なるものの研究を続けていました。
二コラ・テスラのフリーエネルギー研究
テスラのフリーエネルギー研究は、コロラドスプリングスの大規模な研究施設で行われたものです。「世界システム」と名付けられたその研究は、高周波の振動エネルギー発生装置と、地球が放電する電力エネルギーを組み合わせれば、世界中に電力を供給できるのではないかというものでした。
また、二コラ・テスラは、雷のエネルギーを利用すれば地球全体が一日に消費する電力の2倍のエネルギーが生み出せるという仮説を立てていました。
研究所があったコロラド州は、春から夏にかけて凄まじい雷雨が頻発することで知られた土地ですから、そのエネルギーを再利用したいと考えたのかも知れません。
雷のエネルギーを一旦吸収して、一般家庭に送電できる安全なレベルにまで安定させられる装置があるならば、たしかにフリーエネルギーは完成しそうです。
しかしテスラの研究は、完成を前に数々のトラブルや災難に見舞われ潰えてしまいます。彼は最終的にホテルの一室で亡くなったのですが、このときに宿室の金庫から貴重な研究資料が押収されてしまい、その後世に出ることはありませんでした。
フリーエネルギーの抽出は可能
実はフリーエネルギーの抽出は、現段階でも十分に可能だと言われています。自然エネルギーを100%実用化できれば、環境問題との折り合いをつけながら社会全体のコストカットが出来るでしょう。
日本で言えば、経産省は2050年までに日本は必要な最大エネルギー量の50~60%程しか賄えないとの主張をしていますが、環境省の見解は異なります。環境省は、今後日本の電力需要が増加したとしても、十分に賄えるだけの自然エネルギーの導入が可能だとしているのです。
また、国際エネルギー機関(IAE)は2022年12月に公表した研究報告において「2025年までに太陽光や風力などの自然エネルギーが石炭を抜いて最大のエネルギー源になる」との見解を示しました。
現在、世界各国で、化石燃料へ依存を減らし自然エネルギー(フリーエネルギー)を活用する計画が急速に進められています。
フリーエネルギー化を実現するための大きな課題
政府は、太陽光や風力など自然エネルギーを活用すれば、電力需要は十分にまかなえるとしています。
しかし現在の生活ではどうでしょうか。夏には毎年のように計画停電が実施されたり、光熱費は高騰するばかりだったりと、エネルギーが豊富にあるようには感じられません。
ここからは、フリーエネルギー100%社会を実現するにあたって突き当たる課題について探求していきましょう。
装置を導入するための資金不足
例えばソーラーパネルについては、サバイバル用の小型のものであれば誰でも通販で購入可能になりました。設置型のものですと、以前は戸建て住宅用のものが200万円以上していたのが現在では120万円ほどで設置出来ます。
また、あまり知られていませんが実は風力発電機についても小型のものが一般入手可能で、1万円前後のものから30万円を超えるものまでピンキリです。
つまり「各家庭でご自由にどうぞ」という状態ですが、もちろん導入できない人々も大勢います。
装置を製造するための資金不足
フリーエネルギーの実用化が進めば当然ながら、エネルギー転換装置の需要も増してくるものです。しかし製造工場の建設費用・装置を製造するための装置を製造する費用・施設の維持費・人件費など莫大な予算が必要になるでしょう。
発電の安定性とコスト
前述した太陽光発電であれば、地域ごとの気候・日照時間の幅により電力の供給がうまくいかない時期がでてくる可能性があります。風力発電においても、いついかなるときも風が吹いてくれるわけではありませんから、全幅の信頼を寄せるには少し頼りないでしょう。
これらの方法では、発電量が足りないときには他から購入しなければなりません。また、定期的なメンテナンスも必要になります。