中国で開発されている人工太陽とは?古代兵器との関係について解説!
そこで本記事では中国で開発されている人工太陽について解説いたします。古代兵器との関係についても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
- 1.中国の人工太陽とは?
- 2.人工太陽に関する問題は山積み
- 3.人工太陽と古代兵器
- まとめ
この記事の目次
1.中国の人工太陽とは?
人工太陽と聞くと、おおよそのイメージはできるのではないでしょうか?私たちが普段見ている太陽を人工的に再現したものです。漫画「ワンピース」の中では、古代兵器として人工太陽に近い存在が登場しているため、イメージが掴みづらいという方は、そちらを見てもらうとわかりやすいかもしれません。
より人工太陽について詳しく説明すると、核融合エネルギーの実用化を目指すための装置であり、正式名称を国際熱核融合実験炉(ITER)と言います。磁場の力を利用して、超高温のプラズマを制御、最終的に核融合反応を起こすので、その際に放出されるエネルギーを利用するという仕組みです。
なぜ、このような開発が行われたのでしょうか?それは私たち人類が、大きなエネルギー問題に直面しているからに他なりません。ニュースで聞いたことがあるという方も多いかもしれませんが、どんどん有限資材はなくなりつつあります。
そのため、私たちは恒久的にエネルギーを手に入れ続けられる手段を見つけなくてはいけません。今まで、色々な方法が着目されてきました。太陽光発電や波力発電、風力発電など、発電方法の種類には色々なものがありますが、どれも導入コストや発電量などの関係から、あまり現実的な手段ではありません。
そこで注目されたのが、核融合発電です。太陽内部では核融合が行われており、それに必要な燃料は重水素と三重水水素になります。これらは海から取り出せるのがポイントで、実質的に無尽蔵に燃料を供給することが可能です。
もし、人工太陽が完成して、安定した発電量が確保できるようになれば、エネルギー問題を大きく改善する可能性があると言えるでしょう。
2.人工太陽に関する問題は山積み
人工太陽を実現しようとするのは、非常に素晴らしいことと言えます。しかし、それが実現するのかと言われれば、首を傾げざるを得ません。もちろん、数十年という長い年月をかければ、明るい研究成果が得られる可能性もあるでしょう。
しかし、現時点では人工太陽に関する問題は山ほどあります。実際に中国での研究もどんどん遅れており、予算も当初の4倍ほどに膨れ上がっているのです。人口が多い中国での研究ですら、このような結果になってしまうわけですから、日本で研究を行ったとしても結果が得られる可能性は低いでしょう。
人工太陽に対する研究は盛んになってきており、今後、どんどん新しい研究結果が得られるようになると考えられます。本当に実現できたら、大きな効果が期待できますが、結果的に実現は不可能という結論が出る可能性もあるのです。
研究されてはいるものの、まだまだ実現にはほど遠いと考えておきましょう。
3.人工太陽と古代兵器
ワンピースの中で登場する古代兵器には、人工太陽と思わしきものがあります。もちろん、フィクションの中の話なので、人工太陽であると明言されているわけではありません。しかし「消えない炎がこの世にあったら太陽が作れるのに」といった趣旨の発言がされていることから、人工太陽という存在が古代兵器のモチーフになっている可能性は高いと言えるでしょう。
現在は、人工太陽はほぼフィクションの領域と言えます。しかし、絶対にできないと決めつけるのではなく、できる可能性について考えることが重要です。実際にエネルギー問題を抱えているという現実は変わりません。
人工太陽の研究を進めないのであれば、別の角度からエネルギー問題に関するアプローチを行っていくことが大切です。エネルギーが不足するのは、すぐ先の未来ではありません。しかし、私たちの子孫がエネルギー問題に直面して、苦しい思いをする可能性は十分あります。
これからの世界の未来を明るいものにするためにも、まるでフィクションのような人工太陽を実現することは、非常に意義のあることなのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?最後に人工太陽と中国、古代兵器についてまとめます。
1.人工太陽とは有限であるエネルギーが不足する問題を解決するために研究されている核融合発電に欠かせないもの
2.人工太陽に関する問題は山積みであり、実現には時間がかかる
3.人工太陽の研究を進め、エネルギー問題を解決するためにアプローチすることは、世界の未来を明るくするために欠かせない
人工太陽が今後、どのように研究されていくのかについて注目しましょう。