【脅威】エボラウイルス病は人工的かつ秘密裏に開発された説|なぜアフリカで流行したのか
エボラ出血熱(エボラウイルス)とは
エボラウイルス病(エボラ出血熱)とは、エボラウイルスを持つ野生動物や感染者に接触することにより発症する感染症です。
通常の場合であれば空気感染はせず、感染者の分泌物に触れることによって罹る場合が多いとされています。
厚生労働省検疫所の文言によれば、エボラウイルスの潜伏期間はおよそ7日~10日程度で、全身の倦怠感に始まり頭痛・発熱・喉の痛みの初期症状を発症。次に嘔吐・下痢などの辛い消化器症状が起こり、各部位からの出血、他機能不全に至る病気です。
致死率は平均的に見て感染者の50%、治療開始が遅れた場合は70~90%とも言われ、確実な治療法がないため点滴と対症療法を行うしかないとされています。
特に流行が多い地域はアフリカのコンゴ民主共和国で、2013年に流行が始まり、これまで複数回に渡り大規模感染(パンデミック)が報告されているとのことです。
国境なき医師団を筆頭に、他の医療チームも現場に駆け付け、自らも感染してしまうかも知れない危険と闘いながら継続的なケアを行っていると言います。
また、エボラウイルスに有効なワクチンについても開発が成功していないことから、予防も治療も出来ない感染症として恐れられているのです。
日本人の感染例は?
エボラウイルス病に関して、日本人の感染例は現在まで確認されていません。2013年にはアフリカから帰国後の渡航者がエボラウイルスの疑いで緊急検査を受けた事例がありますが、結果は陰性だったとのことです。
また、エボラウイルスの流行地域への渡航者が体調に異変を感じた場合、帰国後に保健所や指定医療機関で検査を受けることが義務付けられています。
そのため、日本においてエボラウイルスが流行する可能性は現状、限りなく低いとみて良さそうです。
エボラウイルスにまつわる陰謀論
感染したら最後、最悪の感染症と言われるエボラウイルス病(エボラ出血熱)。その主な感染源は野生動物と周辺地域の不衛生によるものとされています。
しかし、その一方でまことしやかに囁かれている噂があるのです。これから紹介するのは真偽の検証が行われていない説となりますので、参考程度にご覧ください。
人口削減のために開発されたウイルス?
エボラウイルスは、人類がこれまでに発見した最も危険なウイルスとも呼ばれています。その怖ろしいウイルスが、なんと人の手で製造されたのではないかと言うのです。
1975年、エボラウイルスが最初の流行を見せるより少し前のこと。一説によると、この年、アメリカの軍事企業が南アフリカの協力を受け、現在のコンゴ民主共和国にある研究所で密かにエボラウイルスを開発したのだと言います。
(ウイルスは遺伝子操作によって製造されたとされる)
エボラウイルスの最初の感染が出たのは、研究所近郊の川沿いに暮らしていた人々の集落でした。その後も、重篤な症状に人々が苦しみ続ける中で、秘密裏にエボラウイルスの研究は継続されていたというのです。
今度はアメリカの軍事企業に留まらず、アメリカ国防総省までもが登場し、カナダの企業と莫大な額の契約を結んでワクチンを開発。
再びアフリカの地に放たれたエボラウイルスは、致死率が以前のものに比べてやや低いものでした。これは、感染者を移動可能な状態にしておくことで、さらなる感染を拡大する狙いがあったとされています。
なぜ、アメリカが他国と共謀してまで、アフリカ全域を標的にする必要があるのでしょうか。
それはアメリカの負の遺産である、有色人種への差別意識が一因であると言われています。アフリカ大陸には特に有色人種が多く在住しているためか、アメリカは他国に協力を仰いでまで、アフリカ全域の人口を減らそうとしているというのです。
アメリカでの感染報告
エボラウイルスの極秘開発を疑われているアメリカですが、実は自国でも感染者は出ています。
2014年9月、リベリアから帰国した渡航者のエボラウイルス感染が確認されました。この件についてアメリカの医療機関は次のようなコメントを残しています。
「アフリカなどの流行地域と違い、我が国(アメリカ)の医療体制や衛生環境は整っている。エボラウイルスは我々にとって脅威ではない」
しかし最初の感染者に接触した48名のうち数名も感染。ほとんどの感染者は軽症で回復したものの、最初の感染者はその後、亡くなっています。
前項にあげたように、アメリカがエボラウイルスを開発したとする説が事実であるならば、まさか遠く離れた地に撒いたものが自国に持ち込まれることになろうとは予想だにしていなかったのでしょう。
ちなみにアメリカ在住の有色人種と呼ばれる人々の中には、過去のアメリカの負の歴史から、政府を信用していないと述べる人が多いそうです。
(そうでなくても政府を信用していない人は一定数存在する)
まとめ
この記事では、エボラウイルス病(エボラ出血熱)の概要と、それにまつわる黒い噂について探求しました。
エボラウイルスは、アメリカ政府が他国の協力をもとに現地(アフリカ)で開発したもので、感染症の流行はその研究所周囲で始まっているという説です。目的はアフリカ全域の人口削減とされています。
あくまでも陰謀論のひとつですが、この手の黒い噂の裏には必ずと言っていいほどアメリカが関与しているのが不思議です。
もし今回の説が事実であるならば、治療法も本当はとっくに見つかっているのではないかと思わざるを得ません。