本記事ではポールシフトと超古代南極文明について解説いたしますので、ぜひご確認ください。
1.ポールシフトとは?
ポールシフトとは、地球の自転軸が大きく移動する現象のことを指します。地球の自転軸は、北極点と南極点を通る軸であり、その傾きは地球の公転軌道に対して一定です。しかし、地球の内部の構造変化や外部からの力学的な作用によって、自転軸の方向が変化することがあります。
地球の自転軸が移動することによって、地球上の磁場や気候が大きく変化する可能性があり、過去には、地球の自転軸が大きく移動したことがあったとされているのです。
例えば、地球上に存在する岩石や氷床に含まれる磁性鉱物が、地球の磁場の向きを記録していることが知られており、これらのデータから、地球の自転軸が過去に何度か移動したことが明らかになっています。また、地球上に存在する古生物の化石からも、地球上の磁場や気候が大きく変化したことがわかっているのです。
地球の自転軸が移動することによって、地球上の磁場も大きく変化します。地球の磁場は、地球の内部にある液体の鉄とニッケルでできた外核によって生成され、磁場を生じる流体の対流が存在し、地球の磁場が生成されるのです。しかし、自転軸が移動すると、外核の流体の対流も変化し、地球の磁場が大きく変化する可能性があります。
ポールシフトは、地球上の気候にも大きな影響を与える可能性があるのも注目されている理由の1つです。例えば、南極の氷床の中から採取された氷の中には、地球上の気候の変動を記録する気候情報が含まれています。この気候情報から、地球上の気候が過去に大きく変化したことが明らかになっており、ポールシフトが起こると、地球上の気候も大きく変化する可能性があるのです。
現在、地球の自転軸が大きく移動することは予測されていませんが、地球の内部の流体の動きや外部からの作用によって、ポールシフトが発生する可能性があることは認識されています。将来においても、地球の自転軸が移動することによる地球上の磁場や気候の変化について、さらに研究が進むことが期待されているのです。
2.ポールシフトによって古代南極文明が滅亡した?
ポールシフトが実際に起こると、文明を大きく動かす可能性はあります。滅亡へと導く可能性もあるでしょう。しかし、ポールシフトと南極文明滅亡については、科学的な証拠がないため、議論が分かれています。
そもそもですが、南極に文明が存在したという証拠は、現在のところ存在しません。また、地球の自転軸の移動が、南極に住んでいた動物や植物の生態系に大きな影響を与えたという証拠もないため、南極に文明が存在していたかどうか、その滅亡が地球の自転軸の移動によって引き起こされたかどうかについては、科学的には確認されていないのです。
ただし、過去に地球上で起こった大量絶滅事件の中には、地球の自転軸の移動が原因の1つとされるものもあります。例えば、白亜紀末における恐竜の絶滅は、地球の自転軸の移動によって引き起こされたという可能性が提示されているのです。しかし、この説に関しても厳密には明らかになってません。
ポールシフトによって地球上の磁場や気候が変化する可能性はあるものの、南極文明滅亡との因果関係については、現時点では科学的に証明されていません。今後の研究によって、ポールシフトが南極に影響を与える可能性があるかどうか、また、南極に文明が存在したかどうかについて、明らかになる可能性はあるでしょう。
3.科学的に考えることが大切
ポールシフトのような事象について考える際は、一般的な出版社や一部の学者が述べたような内容を参考にするのではなく、科学的に考えることが重要です。本記事ではあくまでも現状の定義としてポールシフトと、超古代南極文明滅亡について解説しましたが、真実性を保証しているわけではありません。
複数人の学者が検討し、発表された論文にこそ価値があると判断されるのが一般的です。そのため、インターネットにある情報の多くは、誰かの思想が入っているものであるため、それほど信憑性が高くないと言えるでしょう。
だからこそ、自分なりに考えて結論を導くことが重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?最後にポールシフトと超古代文明滅亡について解説いたします。
1.ポールシフトとは、地球の自転軸が大きく移動する現象のこと
2.ポールシフトと超古代南極文明滅亡の関係ついては、科学的な証拠がない
3.情報を精査して自分なりに考えることが大切
ぜひ、自分なりにポールシフトについて調べてみてください。