政府の陰謀

【利益追求】製薬会社は安心を謳い、人々は不安を避けたがる

政府や製薬会社が、医療産業を操作している説について探求します。がんを始めとした病気の効果的な治療法を隠し、製薬会社の利益追求を狙っているという不穏な噂について、どこまでが本当なのでしょうか。ぜひ参考にしてください。

効果的な治療法は秘密にされている?

結論から言えば、がんや精神疾患などの病気の効果的な治療法が政府・製薬会社によって隠されていたとしても、一般市民がそれを確かめる方法はありません。正しい医療についての専門的な知識がないからです。

そしてそれゆえに、(裏で何が起こっているのかわからなくても)ともかく目の前に提示された医療を信じてみるほかないと思わざるを得ません。

医療や薬が必要とする「患者」という存在

医療業界や製薬業界は、基本的に患者の存在があって初めて需要が生まれる分野と言えます。「病気」という概念がある世界で人類が生き続ける限り、永久的に必要とされるものです。

利益が大きいと言われる医薬品

医薬品の中で特に利益が生まれやすいとされているのが、抗がん剤や、アルツハイマー型認知症などの精神疾患に関するものです。自然治癒が難しく、特効薬と呼べるような医薬品がまだ少ないため、新薬の開発が競って進められています。

仮に効果的な新薬が開発成功したならば、患者が助かるだけでなく、開発した製薬会社は莫大な利益を得ることになるでしょう。

感染症予防ワクチン

病気を発症していなくても薬を必要とされるのが、ワクチンです。COVID-19の重症化を防ぐためのワクチンは1度のみならず4度目、5度目と何度も接種することが社会的に推奨されましたし、毎年季節性インフルエンザのワクチン接種は実施されています。

 

特にもCOVID-19に関するワクチンは異様でした。政府を始めとした地方自治体がこぞってワクチン接種を推進し、接種者は割引特典があったり職探しの際に優遇されたりしたのです。ワクチンを接種するとメリットがあり、接種しなければ行動が制限されるという図式はある意味、選民思想に近いものがあったとも捉えられます。

ここ数年で製造・売買されたワクチンの数を想像すれば、製薬会社がいかに業績を伸ばしたのかが見えてくるかもしれません。

 

薬が必要とされ続ける理由

医療知識がない場合、つらい症状を診てもらいに病院に行って「自然治癒は難しい」と言われたならば素直に信じて処方された薬を服用します。

安静にしていれば自然に治りますよ、と親切に診断してくれる医療機関もあるものの、患者は早く治りたいと思っているので薬という名の安心材料を買うのです。

症状が重いものであるならなおのこと、薬は絶対的な信頼とともに期待され、前向きに生きるための希望の光となります。病気によって滅入った気持ちも、症状の改善とともに回復傾向に向かうことから「薬」は心をも救う存在と言えるでしょう。

飛ぶように売れた市販薬

近年は、COVID-19の流行があったためか、病院に行くのもためらわれるような風潮がありました。「ひとりひとりが自分の健康を守りましょう」という方針でホームケアが推奨されたのを覚えている人も多いでしょう。

家にこもってなるべく遠出せず、不調があったら(保険のきかない)市販薬でしのぐなど、工夫が必要でした。病院で処方される薬よりも高価で、効き目が軽い市販薬はそれでも飛ぶように売れたのです。

さらに、ワクチン接種後の熱さましとして解熱鎮痛剤が全国的に一時、品薄状態になったり、購入個数に制限が設けられたりする事態にもなりました。

常備薬という言葉があるように、人間は古来から、薬が手元にあると安心できる生き物なのでしょう。

抗がん剤を使わなくなったアメリカ

おそろしい病名を耳にして「なんとしてでも治したい」と感じるのは自然な反応と言えるでしょう。当事者はもちろん、家族や大切な人がその立場になったとしても同じ気持ちになるはずです。その時点では、治療の苦しさについてまで考える余裕などありません。

実は近年、がん治療の先端をいくアメリカや欧米諸国では抗がん剤が使用されなくなってきていると言います。これは、がん治療を情熱的に進めることと、がん患者の求める幸せが必ずしも一致するとは限らないという理由からです。

病気の完治だけを目的にしてしまうと、患者は生きる限り様々な治療薬の副作用・手術の後遺症リスクを負いながら過ごすことになります。しかし仮に完治の見込みがなくても、幸せで穏やかな時間を多く持つ方が幸せという考え方もあるでしょう。

 

無理に治療しなくても2,3年は生存可能な状態にある患者を、正義感の強い熱心な医師があらゆる薬を投与して治そうとした結果、1年も経たず亡くなってしまうなどといったことが起こりうるのです。

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