政府の陰謀

【自己像幻視】ドッペルゲンガーの実在!分身として操っていた人物もいる!?

マリア・デ・ヘスス・アグレダ

17世紀、スペインで活動した尼僧。マリアはスペインの修道院から出たことはありませんでしたが、なんと彼女のドッペルゲンガーがニューメキシコ州でキリスト教の布教活動を行っていたというのです。一時、マリアは魔女の疑いをかけられましたが、彼女は「海を越えて新大陸へ行けたのは神の力によるものだ」と主張しました。

マリアの証言に信憑性があったことから彼女は人気者となり、やがて修道院長にまで昇りつめたそうです。一説ではドッペルゲンガーを自在に操れる力を持っていたのではないかと言われています。

エイブラハム・リンカーン

アメリカ第16代大統領。彼は自分の死期を悟っていたと思える言動を繰り返していたと言われ、日常的に鏡の中に青白く死んだような顔をした自分の姿を見ていたというのです。暗殺される数日前には、誰かの葬儀で人々が泣いている夢を見ており、その際に「誰が亡くなったのか」と参列者に尋ねたところ「大統領が亡くなりました」という言葉が返ってきました。彼が見たのは自分の葬儀の夢だったのです。

その後リンカーンは実際に暗殺により亡くなることになるのですが、事件当日、彼が側近に対して「自分の暗殺の噂はないか」と確認した記録が残されています。

さらに不思議なことに、大統領暗殺の12時間も前に、ミネソタ州でリンカーンの死の一報が伝えられていました。またニューハンプシャーやニューヨークでも、事件当日の朝に大統領暗殺の一報が流れていたというのです。彼の複数のドッペルゲンガーが、予行演習のように何度も暗殺されていたのでしょうか。

芥川龍之介

『羅生門』などの代表作を持つ日本の文豪。彼は『二つの手紙』という短編の中で明確にドッペルゲンガーについて扱っており、自身も証言しています。彼は自分のドッペルゲンガーを「二重人格」と呼び、一人は帝国劇場に、もう一人は銀座に現れたと語っているのです。

一方で芥川龍之介は片頭痛持ちとしても知られており、頭痛の前兆である閃輝暗点という症状の一種として自己像幻視が起こった可能性もあると言われています。

 

まとめ

この記事では、自己像幻視(ドッペルゲンガー)現象を体験したことがあるとされる著名人とその詳細について探求しました。

ドッペルゲンガーという言葉が生まれるよりずっと前から、多くの著名人がもう一人の自分と遭遇していたとは驚きです。エリザベス1世やエカテリーナ2世、それからリンカーンのようにドッペルゲンガーを目撃してすぐに亡くなった人物もいれば、ゲーテのように元気に過ごした人物もいます。

あまりにも忙しいと日々が続くと、ときおり「もう一人自分が居たらいいのに」と思いがちです。しかしこれは、実際に遭遇するはずがないと思い込んでいるから言えることかも知れません。

もしもドッペルゲンガーに遭遇したなら、そのときあなたはどうしますか?

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