【UFO】今更聞けないロズウェルUFO墜落事件|あの日、本当は何が見つかったのか?【エイリアン】
ロズウェル事件とは?
1947年の夏、アメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェル付近にUFOと思しき未確認飛行物体が墜落。機体の残骸とUFOに乗っていた宇宙人の遺体は、ロズウェル陸軍飛行場が主体となって回収し、今もアメリカが保管・研究していると言われている事件です。
UFOが墜落したことが発表されたのは7月8日のことでしたが、実際に残骸が発見されたのはそれより3週間も前だとされています。
さらに、UFOと思しき物体が墜落した場所に候補地についても複数の説がある他、後述する目撃証言についても真偽を疑う声が出ているのが事実です。
ロズウェル事件の目撃証言
ここからは、ロズウェル事件の目撃証言を幾つか見ていきましょう。政府や軍関係者ではない民間人の証言もあります。あの日のロズウェル近郊で、一体何が見つかったのか…真相に近付くヒントになるかも知れません。
マック・ブレイゼル(牧場経営者)
記録によれば、UFOらしき物体の残骸を最初に発見したのは当時ロズウェル近郊でJ・B・フォスター牧場を管理していたブレイゼル氏であり、6月14日頃、敷地の一角に奇妙な物体(UFOの破片)が落ちているのを見つけたとのことです。
彼はインタビューで「ゴム紐・スズ箔(鉱物のスズを薄く延ばしたもの)・いくぶん丈夫な紙と棒でできた輝く残骸を見つけた」と語ったとされています。
残骸の回収を手伝ったブレイゼル氏の家族による証言
- アルミ箔のような謎の金属は丈夫で、ところどころ解読不能の文字が記されていた
- 残骸はまるで大きな気球が破裂した後のようだった
- 残骸は外側が金属で内側がゴムのような素材で出来ていた
- 物体にはテープのようなものが貼られていたが剥がせなかった
- テープに光をかざすと花のようなデザインが浮かび上がった
- わずかに見つけた木製の欠片には日本語か中国語が記されていた
ジェシー・マーセル(ブレイゼル氏の友人)
マーセル氏は友人のブレイゼル氏に誘われ、UFOの残骸回収を手伝った人物です。彼は長い間、アメリカ軍や政府が事実を隠蔽していると感じていました。
以下に記すのは、ロズウェル事件のドキュメンタリー番組制作に際し、マーセル氏とその家族が1979年~1980年にかけて公表した目撃証言の内容です。
マーセル家による目撃証言
- 残骸の一部に象形文字のようなピンク色、紫色の刻印があった
- 木材のようで木材とは異なる燃えない物質
- 厚紙のような薄さの金属は柔らかそうに見えたが曲がらなかった
- 木のような軽さの黒い小さな粒が散らばっていた
その他:ロズウェル基地関係者
ロズウェル陸軍飛行場の従業員で、残骸の回収に関与した人々の証言は概ね、ブレイゼル氏やマーセル氏と同じような内容でした。
ただし、誰もが未知の物体に驚愕し「UFOだ」と盛り上がる中で、「あれはUFOではなくどこかの国の観測用気球のように見える」という冷静な声もあったとのこと。
ロズウェル事件の結末
ロズウェルUFO事件で回収された残骸の正体は、最終的に、旧ソ連の核実験を探知するための観測気球であったという結論が出ています。
「プロジェクト・モーガル」と名付けられたこの軍事作戦は、ロズウェルから150㎞圏内にあるアラゴモード基地ならびにホワイトサンズ試射場で実行されました。
軍の上層部の中でも、ごく少数の限られた者にしか伝えられていなかった超極秘作戦。ロズウェルのような小さな町の軍関係者は、当時、この作戦を知らなかったのです。
フォスター牧場に落下したものの残骸を見た民間人を始め、実は誰ひとりとしてその物体を「UFOだ」と明言していません。
最初に、「空飛ぶ円盤墜落」という文言を出したのは新聞社でした。それが全世界にロズウェルUFO墜落事件として拡散されてしまったというわけです。
訂正文が出されなかった理由
ロズウェルに墜落したUFOの正体が、旧ソビエトの核実験を調査するため飛ばされた観測気球だったという事実は長い間、公表されませんでした。その理由の一つには、プロジェクト・モーガルが極秘プロジェクトだったからという点があるでしょう。
しかしここで、民間人の目撃証言を思い出してみて欲しいのです。ブレイゼル氏の家族の証言に「わずかに見つけた木製の欠片には日本語か中国語が記されていた」とありました。
これはあくまでも推測ですが、アメリカは、もしこの観測気球の存在が旧ソビエトにバレた場合、それを飛ばしたのが日本あるいは中国だと思わせようとしたのではないでしょうか。
アメリカの仕業だと気付かれないように、わざとアジア圏をフェイクに使ったのではないかと考えられます。
ロズウェルUFO墜落事件は世界中で話題となり、多くの研究者の興味を引いたことでしょう。その中に旧ソビエトの研究者もいたかも知れません。