政府の陰謀

【陰謀】サイエントロジーって何?規律が厳しい?人口削減計画にも関わっている説

強制労働・隔離・転居・人身売買

同じく2019年に、米サイエントロジー教会の元会員が当時の指導者デビッド・ミスキャベッジ氏ほか複数の幹部を相手に告発・訴訟を起こした事件がありました。

その内容によれば、サイエントロジー教会では以前から、規律に従わない者に対する懲罰やいじめ・虐待が横行していたと言います。

ミスキャベッジ氏の侍女として仕え、彼の家庭状況について深く知り過ぎてしまったという原告は、教会の規律違反者たちを集めた場所「穴」(通称囚人キャンプ)に収容されたというのです。

※つまり、教会の規律に背いた者・脱会を希望した者・脱走を試みた者は失敗すると捕まり囚人キャンプに入れられてしまうため逃げるのが難しいということ。

彼女は1年間にも渡り、穴での生活を強いられながら、教会のために働かされました。その後、本人の意思とは関係なく転居を命じられ、転居先では同じく元信者の人物の下について働くように命じられたと言います。(労働力としての人身売買)

その後、彼女は運良く、転居先で脱走に成功したため無事に教会から離れて訴訟を起こすことが出来たということです。

ちなみに彼女によれば、芸能界や政界にも信者はいるものの、彼等が教会の意思に反することがもしあれば、組織ぐるみで誹謗中傷・陰湿な根回しなどによって潰しにかかることになると言います。

トム・クルーズはサイエントロジスト

アメリカの俳優トム・クルーズはサイエントロジー信者として有名のようです。彼は薬物などによる精神治療を毛嫌いしており、精神医学への攻撃的な姿勢を貫いています。

サイエントロジーで育った子どもたち

大人になってからサイエントロジー信者になった人と、サイエントロジーに囲まれた生育環境で幼少期を過ごした人では、ずいぶん事情が異なるそうです。

親や家族などがサイエントロジー信者であった場合、その子どもはサイエントロジーの教えが根付いた環境で育つことになります。無垢な幼少期に、本人の意思とは関係なく教会の倫理観・善悪の判断基準・感情に至るまで操作されて育つのです。

幼い頃であれば何にも感じないかも知れません。サイエントロジーとともにある、その環境が自然であり、彼等の常識としてアイディアを形勢します。

大変なのは彼等が成長し、脱会したいと感じ始めたときです。情緒や感情、思考など人格形成に必要な時間と環境を奪われてしまった後で、外見だけは他のひとと変わらぬ大人になりますが、本当に必要な成長の過程を経ていません。

特に苦労するのは気持ちの感じ方だと言われています。

サイエントロジーにおいて、悲しみや怒り、他者への抵抗感などといったネガティブな感情は悪いものだと教えられ、抑制するように訓練させられるということです。

そのため、サイエントロジーを脱会した後も「自分の感情がわからない」「涙の流し方がわからない」「他者に共感したり慰めたりするのが難しい」などの問題でコミュニケーション面のトラブルを抱えやすく、何年も苦しんでしまうのだとか。

サイエントロジーで育った子どもたちは脱会後、自身の経験を癒し理解者と助け合うために「避難所」と呼ばれる集会の場を設けることがあるそうです。しかし参加者はいずれも他者に共感しにくく、自分の悩みを言葉にしづらい性質を持つことから、いつも順調には進まないと言われています。

まとめ

この記事では、サイエントロジーという宗教団体について探求しました。サイエントロジーは通常の新興宗教団体にあるような信奉の対象が存在しません。

そのためサイエントロジーを宗教と認めていない国が多く、また一部では「宗教団体と言うよりも独自の経営理念を掲げた企業のようだ」という印象を持つ人もいるようです。

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