【気象操作】オーロラ調査プログラム「HAARP」は人類の脅威となりうるか【ハープ】
HAARPとは
「HAARP(ハープ)」は米国空軍と海軍、国防高等研究計画局(DARPA)が共同開発した軍事プロジェクトで、高周波活性オーロラ調査プログラム。都市伝説界隈では気象操作装置として有名です。
オーロラ調査と言っても、オーロラの発生条件である太陽フレアと電磁波の動きを科学的根拠において測定するものであり、オーロラの神秘性や芸術性を探求するものではありません。
2014年までアメリカ軍・政府が所有権を持っていました。
HAARP研究施設があるのはアラスカ州ガコナ近郊。33エーカーもの広大な敷地に、約22メートルの高さの高周波アンテナが180本並ぶ研究施設です。
この装置は、地上80㎞から上空600㎞の電離圏まで電波信号を飛ばすことが出来ると言われています。
近年、電磁波や通信系統に影響を及ぼすという理由で太陽フレアの動きが注目されていますが、HAARPが発した電波信号の観測によって、太陽フレアの動きを感知することが出来るという仕組みです。
HAARP(ハープ)プロジェクトの目的は、民間ならびに国家間の軍事的な通信システム・監視システムを強化するためだとされています。
HAARPの現状
2014年にアメリカがHAARP研究施設の管理を放棄したことにより、現在のHAARPはアメリカ政府の管理下にはありません。なぜ、管理を放棄したのかという理由については、計画していた研究が最終段階まで成功したからなのでは?とする説が有力です。
2015年からは、国に変わってアラスカ州のアラスカ大学フェアバンクス校が同施設の所有権を持っています。
所有権が移ったとはいえ、アメリカ軍・政府が圧力をかければいつでも管理系統に介入できる状態でしょうから、ある意味隠れ蓑を得たとも言えるかも知れません。
ちなみに後述する小惑星に関する実験は、所有権移行後に行われたものです。
小惑星に関するHAARP実験
2022年10月には、約十日間に渡り大規模な実験が行われました。この実験の目的は、将来的に地球に接近する可能性のある小惑星の観測で、有事の際にアラスカ州・カリフォルニア州・ニューメキシコ州が連携をとれるようにテストしたということです。
その他、地球から約6億キロ離れた木星まで電波を送信する実験や、地球の電離圏まで動画・画像・アートなどを送信してみる芸術的試みもしたとされています。
HAARPにまつわる不穏な噂・陰謀
ここからは、オーロラ調査プログラムHAARP(ハープ)に関して語られている不穏な噂や都市伝説を幾つか見ていきましょう。将来的に起こりうる可能性もありうる仮説として参考にしてください。
HAARPと軍事攻撃
軍事・地球物理学専門家は、HAARPが引き起こす可能性の高い脅威について警告しています。電離圏に影響を与えるこの装置を使用すれば、軍の通信システムの傍受・攻撃の軌道修正・遠隔操作による誘導・誤発射などが可能だというのです。
もしも、核ミサイルなど強い攻撃力を持つ兵器を秘密裏に操作される事態を招いたならば世界にとって甚大なダメージとなるでしょう。
HAARPと異常気象・自然災害
世界各国で起こる様々な異常気象や自然災害にHAARPが関係しているのではないかとする説。ゲリラ豪雨による水害や温暖化に伴う干ばつなど、すべてではないにせよ、意図的に操作されていると感じる人が多いようです。
仮に天候が故意に操作できるのが事実だとした場合、調和関係にない他国を環境面から窮地に陥れ、そこへ助け舟を出す英雄として自国を演出することも可能かも知れません。
さらに恐ろしいことに、HAARPの機能を軍事的に使用した際、電離圏に傷をつけることになり、宇宙線がダイレクトに地球に到達する要因を作ってしまいかねないと言います。
これに誘発され、地震や巨大台風・竜巻、大規模な寒冷現象などが引き起こされる可能性も指摘されているのです。
HAARPの電磁波による健康への影響
HAARP(ハープ)は大気中の電磁波を操作する機能を備えています。特定の周波数の電磁波を対象方向に発信することにより、そのエリアにいる人々に頭痛・耳鳴り・眩暈などの健康被害を与えることも可能かも知れません。
特に近年は「天気痛」という言葉が生まれるなど天候による不調がとり上げられたり、スマートフォンや家電の電磁波に過敏に反応してしまい体調を崩したりといったこともあります。
HAARPはくしくも、天候と電磁波の両方に関り深い装置です。
さらに陰謀論界隈では、米国がHAARPによる遠隔地でのマインドコントロールを計画(あるいは既に実行)しているのではないかという話も出ています。