新世界秩序

超監視社会!顔認証にAIまで…あなたのプライバシーは筒抜けかも知れない

この記事では、政府や企業がグローバルな監視ネットワークを構築し、個人のプライバシーを侵害しているという説について探求します。

驚き!こんなに身近にあった監視システム

私達を監視するシステムは、非常に身近なところにも存在します。さっそく、誰しも一度は使用したことがあるであろうツールの、意外な落とし穴について見ていきましょう。

 

1.顔認証型検温カメラのデータは保管されていた

感染症対策のため、誰しも一度はサーマルカメラ(顔認証型検温カメラ)を使用したことがあるのではないでしょうか。

実は、メルカリで転売されたサーマルカメラ(顔認証型検温カメラ)から、検温時に撮影された個人の画像データが漏洩した事件がありました。出品者は、カメラにログが保存されていることは知らなかったと言います。

このカメラは東亜産業で製造されたものでしたが、他社のサーマルカメラについてもログが残る設定になっているようです。公に認知されていることではなかったため、私達を始め設置した企業・店舗・施設も、このニュースには動揺したことでしょう。

顔画像データが保存されることについて、使用者に事前告知するのが望ましいとされながらも、告知義務はない状況です。

今回漏洩した画像データは学校に設置されていたカメラのもので、生徒の名札が写り込んでいたものもあったと言いますから、もし犯罪組織が買い取った場合を考えると非常に恐ろしい事態になるのが想像できます。

ちなみに、顔画像が撮影・保存されてしまう理由は、部外者の立ち入り防止・マスクの着用確認・高熱の入場者の確認などといったものです。

2.テレワークにおける監視ソフト

感染症対策の影響を受け、スタンダードになりつつあるリモートワーク(テレワーク)。正式に導入している企業はまだ少ないですが、社員がきちんと作業しているのか監視するためのソフトが存在すると言います。

監視ソフトをPCに入れておくと、使用者が開いたファイル名やメールのやり取り内容、さらにはネットの閲覧履歴に至るまで、ありとあらゆる情報を収集出来るというから驚きです。

オンライン上のオフィスに出社する形をとっている場合に、もしもWebカメラの常時接続を義務付けられるようなことがあれば、もはや自宅であってもプライバシーが守りきれないでしょう。

人間の良心を信頼してくれる企業であれば良いのですが、そうでない場合、非常にストレスが溜まりやすい環境と言えそうです。

 

3.監視カメラやドライブレコーダー

セキュリティ保護や身の安全を守るために便利な、監視カメラやドライブレコーダー。通常は何かあったときにだけ録画データが使用される仕組みになっていますが、同時に、何もないときであっても権利者が閲覧しようと思えば出来てしまうのが実情です。

特に法に触れることをしていなくとも、どことなく挙動不審だったり、派手に転んでしまったりした場合、監視カメラにその記録が残るということになります。誰が見ているかわかりません。

ドライブレコーダーの場合には、近年は車内を録画・録音できる製品も出ていることから、所有者自身が確実なセキュリティ対策を心掛けることが大切です。第三者に車を貸す際にはSDカードを抜いておくと安心かも知れません。

 

4.おすすめ広告に現れる、ネット閲覧履歴

「インターネットで情報を閲覧したあと、その情報に関する広告が頻繁に出るようになった」という経験をしたことがありませんか?

多くの場合、ネットを使用する際にはユーザーログインを求められるでしょう。そのアカウントに情報が紐付けられていくことで、あなたの人物像に関するデータが収集されます。

あなたがどのような年代で何に興味を持っているのか、どのような人に言えない悩みを抱えているのか…AIによる情報収集が行われているのです。そして現在のあなたに適切な情報を向こうから教えてくれるようになります。

ネットにつながっている以上、私達は常に何らかのプロファイリングをされていると考えましょう。

もう一つの懸念点は、スマホが私達の会話を盗聴している可能性についてです。これまでに、ある話題について少し話をしただけで「キーワードに関する広告が勝手にでるようになった」経験をしたことはないでしょうか。

スマホの傍で家族と話していただけの内容が、なぜ反映されるのか不思議です。とあるアンケートによれば、自分のスマートフォンが盗聴されていると感じる人は全体の8割ほどにものぼったと言います。

過去には、特定のアプリに盗聴システムが搭載されており、密かに情報が採取されているのではないかという噂が出たこともありました。

もしも家族や友人に見せたくないような内容が、一緒に画面を眺めているときに表示されたとしたらなら、誰でも嫌な気分になるはずです。広告が表示されてしまったばかりに、隠して来た悩み事が明るみに出るかも知れないと考えると、少しひやひやもするでしょう。

それを裏付けるように、近年は特定のキーワードを入力すると、命の電話の案内が表示されたり、カウンセリング広告が表示されるのが事実です。

まとめ

この記事では、監視型社会について探求しました。社会のグローバル化に伴い、私達の生活はより便利になりつつありますが、自由度が増したかと聞かれたらどうでしょうか。

セキュリティの向上により、安心と快適を手に入れることは出来たかも知れません。ただし、そこにあるのは監視下での自由です。

個人情報をきっちりと握られ、何かすれば足跡が残ります。私達が情報の荒波のなかで選びとっていると思い込んでいる「それ」は、本人の意図しないところで選ばされた答えかも知れません。

プライバシーを守るために、個人で出来る工夫もあります。例えばネット検索の際はシークレットモードにする、安全性が怪しいアプリは入れない、監視が厳しすぎる管理者とのやりとりを避けるなどです。

心身の安全は出来るだけ自分で守りましょう。

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