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ペットに続いて人間にも?2025年、人体へのマイクロチップ埋め込みが義務化されるかも知れない

この記事では、2025年にマイクロチップの人間への埋め込みが義務化されるかも知れない説を探求します。犬や猫などのペットについては2022年6月からマイクロチップの装着が義務化されましたが、人間の場合はどうなるのでしょうか。ぜひ参考にしてください。

人間へのマイクロチップ埋め込みが義務化?

内閣府が掲げる「イノベーションで拓く2025年の日本の姿」という文書によれば、2025年の日本において全国的な電子チップの導入が計画されていることがわかります。

明確に「マイクロチップ」という文言が記載されているわけではないものの、以下の内容を見ると、やはり超小型のものを採用する計画のようです。

 

  • 公的手続きや各種支払いが簡単に行えるようになる
  • 健康状態やアレルギー情報などの管理
  • 企業や交通機関での認証機能

 

一部だけを見れば、マイナンバーカードと似たようなものでは?と感じるかもしれません。しかし体内の情報を監視・見守るとなれば何かを埋め込まざるを得ないのであり、それはマイクロチップに他ならないでしょう。

ただし、現段階で「義務化」という文言は見当たりません。マイナンバーカードが導入されたときと同様に、表向きは、あくまでも国民の自由意思を尊重する形で施行されると予想できます。

マイクロチップを装着した人には、例えばショッピングに使えるポイントが加算されたり、特別なサービスを受けられる権利が与えられたりするのでしょうか。

一方で、マイクロチップ埋め込みを拒否した人々にとっては、暮らしの面で不都合なことが徐々に増えていくのかも知れません。最終的に、マイクロチップの埋め込みを承諾しなければコミュニティでやっていけないという事態を招く恐れもあるのです。

極小サイズのマイクロチップ

2021年、アメリカ・コロンビア大学電気工学科の研究チームが総体積0.1mm未満の超極小サイズのマイクロチップを開発。顕微鏡でなければ確認できないほど小さく、電波を感知するアンテナとしての機能も搭載していると言います。

外部から超音波を当てることによってデータが読みとれる仕組みで、マウスによる体温測定の臨床実験は成功済み。将来的に、体温だけでなく個体の呼吸器機能や血圧、血糖値の測定も目指しているとのことです。

2025年以降に日本在住者に埋め込まれることになるのは、このマイクロチップかも知れません。

欧米の一部の国々はマイクロチップ装着に積極的

実は、アメリカやドイツ、スウェーデンなどでは既に数千人もの人々がマイクロチップを装着済みで、特にスウェーデンで盛り上がりを見せていると言います。

スウェーデンでのマイクロチップ利用者が多い理由として、個人情報を共有する文化が根付いていることがあげられるのですが、これは日本人にとってカルチャーショックと言えるかも知れません。

個人の住所や電話番号、婚姻関係の有無や給与に至るまで政府のデータベースに紐づけされており、スウェーデン在住者であれば誰でもアクセス可能だということです。

スウェーデンにおけるマイクロチップの活用例

  • 電車チケット予約システムと体内チップの紐づけ
  • 手に埋め込んだチップを勤務先のアクセスキーとして
  • ジムの会員証として
  • クレジットカードとして

 

また、ドイツではセキュリティカードとして体内のマイクロチップを利用している他、一説によれば自身の遺書をリンク付けした人もいると言われています。

アメリカにおいては、ウィスコンシンのとある企業がマイクロチップを採用し、会社の入館証・自動販売機での商品購入・業務用PCのログインなどに利用しているとのことです。

ペットのマイクロチップ義務化は施行済

犬や猫といった家庭用ペットにマイクロチップ装着を義務化する法律「改正動物愛護管理法」は、2022年6月から施行されています。

この法律により、ペットショップやブリーダーは販売する犬・猫にマイクロチップを装着・情報登録することが必須となりました。さらにこれらの事業者からペットを購入した際に、飼い主となる人は自身の情報を紐付けする必要があります。

ただし、譲渡や保護といった経路でペットを受け入れた場合については、マイクロチップ装着は「努力義務」となっており、可能であればぜひやってください、という方式です。

マイクロチップを装着する目的は、無責任な遺棄や盗難を防止する他、迷子や災害などによって飼い主とペットが離れ離れになるのを防ぐ効果を期待してのことだと言います。

※ペット用マイクロチップは直径1.4mm~2mm、長さ8.2mm~12mm程度の円筒型。獣医師が専用の注射器を用いて皮下に埋め込むもので、電池は永久的に不要。

マイクロチップが悪用される可能性は?

超極小サイズとは言え、マイクロチップは電子機器です。体内に埋め込んだ小型デバイスが何者かにハッキングされる可能性はゼロではないでしょう。

コンピューター科学の専門家たちは口を揃えて「どのようなデバイスであってもハッキングされる可能性は常にある」と言うそうです。

小型マイクロチップに用いられる技術は、スマートフォンなどの電子機器に比べ単純な造りとなっているため、技術的にハッキングしようと思えば出来るとされています。

「マイクロチップの実用化が進めば、定期的なメンテナンスが必要になる場合もあり得るとし、その際には遠隔操作で行われる可能性が高い」

つまり、遠隔操作でのメンテナンスの際に何か間違ったことが起これば重大なトラブルにつながりかねないということです。

ただし、技術的に可能であるとは言え、リスクを冒してまで個人の体内デバイスをハッキングする需要があるのかについてはまた別の問題でしょう。

ハッキングされる危険性が高いのは、政府の要人・著名人・裏社会のドン・何らかの真実を知ってしまった人物などではないかと予想できます。

マイクロチップに良いイメージがないのは何故か

「人間にマイクロチップを埋め込む」と聞いたとき、どのように感じるでしょうか?スウェーデンなどの例を知って、便利そうだと感じる人もいるかも知れません。

マイクロチップに限らず、医療現場では補助機能として身体に機械を埋め込む手術が一般的に行われています。マイクロチップはその進化系と言える位置付けだと捉えるとイメージしやすそうです。

しかし、たとえそうであっても自分の身体に未知の機械(極小サイズ)を入れることに抵抗感を覚えるのは自然と言えます。

SF映画やSF小説のハイライトには、機械が人間の意志と関係なく暴走するエピソードがいくつも登場しますし、我々がそういったメディアに触れて生きてきたからかも知れません。

自分の意図しないところで何か取り返しのつかないことが起こるのが怖いのです。

 

まとめ

この記事では、マイクロチップの埋め込みが義務化されるかも知れない説について探求しました。2025年に内閣府が計画しているのは、「電子チップで国民ひとりひとりを管理することによって生活をより便利にする」といった内容のものでした。

スウェーデンやドイツなどでは既に実用化されており、成功例も多く報告されているものの、普及が進むかどうかは国の文化的背景によります。

日本在住者の場合は、個人情報を共有する文化が昔ほどありません。そのため、自分の生活環境が監視されるようなシステムの導入には、不安感や抵抗感を特に感じがちかも知れません。

個人の自由と言われながらも、いざとなれば、導入しなければ不都合な事態が生じるのでしょうか。皆さんはどのように感じますか?

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